稲とコウジ01 2022 500入あど1本!

原料米  秋田県産米
精米歩合  90%
日本酒度 
酸度    
アルコール 14%

2022.今季ファーストロットの稲とコウジが12月27日入荷。蔵元さん曰く、全量米麹で仕込んだクラフトサケです。全て米麹で仕込むことで、豊かな甘味と酸味が特徴的な味わいに仕上がります。全て米麹のこのサケですが、麹造り一つで多様な味わいを形成できるため造り手としてやりがいのあるお酒です。ファーストロットの今回は、麹造りの塩梅を攻めすぎて、試行錯誤の吐きそうな日々を過ごしてもがき苦しんだお酒です。ラベルを書いている今は試行錯誤の日々真っ最中ですが、世の中に出ているということはなんとか味わいが整ったと未来の自分が判断したのでしょう。今期一本目は濃い印象を少し緩和するために昨年から造りを変えた意欲作です。昨年よりかなり軽く仕上がったと思います。是非みなさまにもお試しいただきたいです、、、だって。冷え冷えでの開直後、トロっとタッチで杏子的甘じゅっぱいーっ♪アフター、軽やかでス〜っと引けていく。雪ちょしでくたびれた身体が欲する的甘酸でいいね!

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2022醸造年度(4BY)より容量が500入になりました。蔵元さん曰く、容量ダウンすると生産本数が増えるので、より多くの方に手に取っていただくチャンスが増えることにあります。クラフトサケというまだ生まれたてのジャンルを地酒ファンだけではなく、より多くの人に知ってもらうきっかけを作りたいという思いでサイズダウンいたします。価格は下がるのでお客様は少し手に取りやすくなるかもしれません。とはいえ720mlのほうがよかったと判断すれば来期戻すのも視野に入れております、、、だって。

して、2022醸造年度より、使用米はラベルに表記がない限り非公表となる様です。酒米の先入観なく味わいを楽しんでください、、、だって。

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稲とアガベ醸造所は、新規での取得可能な「その他の醸造酒免許」と、2020年度の法改正により新たに交付が認められた「輸出用清酒製造免許」を取得。2021年11月より秋田県男鹿半島の旧男鹿駅を改装し、どぶろく造りが始まった。経営理念は「男鹿の風土を醸す」。2022年2月、岡住修兵さん曰く、稲とアガベでは全量無肥料無農薬の自然栽培米を用いて、全て精米歩合90%と磨かない酒造りを行なっています。米の外側にあるタンパク質は田んぼの肥料によってコントロールでき、無肥料だとタンパク質含有量はかなり下がることから、お米を磨く代わりに、田圃と技術を磨くというコンセプトでお酒造りをしております。まだまだ志半ばで、理想のお酒には程遠いですが、今いろんな方向性が見えてきたところです。磨いていないお米を使用しているのに、3000円という強気な値段設定ですが、これには我々の思いが詰まっています。農家さんのお米代の提示額が一俵○円だったのに対して、それであれば続かないからと○○円(提示額の二倍)でお米を購入しています。将来的には10万円15万円で購入することで、農家の担い手不足解消の一手になれればと考えております。従業員の給与は東京並みの賃金を地方で実現することで、定住者移住者を増やすことを目標にしています、、、だって。

SAKETIMESで岡住さんのインタビュー記事が紹介されておりますので御覧くださいませ。

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