稲とアガベ×土田酒造 720入

原料米  大潟村石山さんの自然栽培米ササニシキ
精米歩合  90%
日本酒度 
酸度    
アルコール 15%

2023年2月20日入荷。蔵元さん曰く、群馬県川場村の土田酒造チームと共に醸した、稲とアガベラインナップ唯一の清酒商品です。毎年2本作る計画ですが今年は収量が取れず、6号酵母添加型の生酛のみ製造しました。土田のお酒で稲とアガベがメインで使用している自然栽培米のササニシキを6号酵母生酛で醸すスタイルの、会社設立前prototypeから数えて7本目のお酒。通常の男鹿で醸す稲とアガベとは違うベクトルのお酒です。生酛由来の素朴な香り米の上品な甘さ、しっかりとした苦味、芯には自然栽培米のピュアさが支えます。売れるためには舌を満足させねばと肩肘張って生きている僕に、まあとにかく飲めよといってくれて、肩の荷を下ろしてくれるそんな酒。常温から熱燗で真価を発揮します。来期は菩提もとにしようと考えてますので、生酛は今期で終了かもしれません、、、だって。開直後、何時もながら滑らかな口当たりでトロミの効いた旨味と程よい酸味の後から低精白ならではの複雑味がブランデーにも似た大人の雰囲気を醸し出している。唯一、アフターに低精白を感じるども、低精白にありがちなエグミ、苦さ、重たさ、油臭は全然無いのよ。当蔵唯一の本格的日本酒風味はビターな大人の色気ムンムンでーっ酒♪

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稲とアガベ醸造所は、新規での取得可能な「その他の醸造酒免許」と、2020年度の法改正により新たに交付が認められた「輸出用清酒製造免許」を取得。2021年11月より秋田県男鹿半島の旧男鹿駅を改装し、どぶろく造りが始まった。経営理念は「男鹿の風土を醸す」。2022年2月、岡住修兵さん曰く、稲とアガベでは全量無肥料無農薬の自然栽培米を用いて、全て精米歩合90%と磨かない酒造りを行なっています。米の外側にあるタンパク質は田んぼの肥料によってコントロールでき、無肥料だとタンパク質含有量はかなり下がることから、お米を磨く代わりに、田圃と技術を磨くというコンセプトでお酒造りをしております。まだまだ志半ばで、理想のお酒には程遠いですが、今いろんな方向性が見えてきたところです。磨いていないお米を使用しているのに、3000円という強気な値段設定ですが、これには我々の思いが詰まっています。農家さんのお米代の提示額が一俵○円だったのに対して、それであれば続かないからと○○円(提示額の二倍)でお米を購入しています。将来的には10万円15万円で購入することで、農家の担い手不足解消の一手になれればと考えております。従業員の給与は東京並みの賃金を地方で実現することで、定住者移住者を増やすことを目標にしています、、、だって。

SAKETIMESで岡住さんのインタビュー記事が紹介されておりますので御覧くださいませ。

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