CRAFT 稲とアガベ03 生 3BY720入

原料米  二ツ井の安井さんの亀の尾
精米歩合  92%
日本酒度 
酸度    
アルコール 14%

3BYが2月20日入荷。岡住さん曰く、清酒同様搾ったお酒です。アガベシロップが1200Lほどのもろみに1L入っております。アガベシロップは少量なのと酵母が食べてしまうので『ほぼ』味わいには影響はないと考えております。低精白亀の尾純米酒と考えると自信を持って販売できるものに仕上がったと思います。苦渋の多いと言われる亀の尾です。亀味という方もいます。新政時代山形酒販店のLa Jomonの熊谷さんに、甘い蒸米を作れば苦渋が出ないと教わったのですが、亀の尾普通に50〜60分で蒸すと確かに苦いんです。そこで思い切って90分で蒸したところ、蒸米がなんか甘い。仕込んだ酒も人によるかもしれませんが、苦渋は気にならない程度に収まったと思います。昔の文献を読むと和釜の時代ですが、90分程度蒸していたとの記述があります。低精白、昔の米、自然栽培だと長時間蒸すのが正解なのかもと、また一歩醸造の知見が深まった気がします。氷温庫でキンキンというよりは少し冷えた状態でまとまりますので、飲む際は家庭用冷蔵庫〜常温くらいでお楽しみいただきたいです。このお酒は間違いなく磨かない吟醸と言えると思います。是非いろんな方に体感いただきたいです、、、だって。して、ボトルの裏ラベル必見♪開直後、とってもクリアな甘酸さドデこいだーっ!嫌味もくどさも無くクリーン!クリーン!クリーン!未体験ゾーン突入な亀味は、ミネラルウォーター的亀ジュースでーっ酒♪翌日味変で全体的にシュッとして後口さ微かに亀渋を感じた、やっとが(笑)。

----------
稲とアガベ醸造所は、新規での取得可能な「その他の醸造酒免許」と、2020年度の法改正により新たに交付が認められた「輸出用清酒製造免許」を取得。2021年11月より秋田県男鹿半島の旧男鹿駅を改装し、どぶろく造りが始まった。経営理念は「男鹿の風土を醸す」。2022年2月、岡住修兵さん曰く、稲とアガベでは全量無肥料無農薬の自然栽培米を用いて、全て精米歩合90%と磨かない酒造りを行なっています。米の外側にあるタンパク質は田んぼの肥料によってコントロールでき、無肥料だとタンパク質含有量はかなり下がることから、お米を磨く代わりに、田圃と技術を磨くというコンセプトでお酒造りをしております。まだまだ志半ばで、理想のお酒には程遠いですが、今いろんな方向性が見えてきたところです。磨いていないお米を使用しているのに、3000円という強気な値段設定ですが、これには我々の思いが詰まっています。農家さんのお米代の提示額が一俵○円だったのに対して、それであれば続かないからと○○円(提示額の二倍)でお米を購入しています。将来的には10万円15万円で購入することで、農家の担い手不足解消の一手になれればと考えております。従業員の給与は東京並みの賃金を地方で実現することで、定住者移住者を増やすことを目標にしています、、、だって。

SAKETIMESで岡住さんのインタビュー記事が紹介されておりますので御覧くださいませ。

おすすめ商品